FemmeCafé のコーヒーについて

FemmeCaféでは現在、ルワンダ南部・フイエ郡で生産されている、「Huye Mountain Coffee」というスペシャルティコーヒー[1]を取り扱っています。

Huye Mountain Coffeeの歴史はFemmeCaféよりも新しく、2011年、元ルワンダ政府農業技官のDavid Rubanzangaboさんが、独立起業したことに始まります。彼は、長らくスペシャルティコーヒー事業に携わってきた経験を活かし、「ルワンダにおける、また世界市場における最高水準のコーヒー作り」を目指して、フイエ郡の農家のための給水所を設立、Huye Mountain Coffeeのブランド名で生産を始め、国内販売・輸出を行ってきました。

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もともとルワンダ・フイエ郡は、高い標高・適度な気温・十分な降水量・豊かな土壌という、コーヒー生産に適した環境を備えていました。唯一の欠点は、栽培・加工用の水源の確保でしたが、新たに設立された給水所によって、郡全域に水が行き渡ったことにより、大規模なスペシャルティコーヒー農園地帯となりました。郡内の約3,000戸の農家によって栽培されているHuye Mountain Coffeeの高い品質は国際的にも高く評価されており、早くも2012年にはCup of Excellence[2]においてルワンダ第2位に入賞しています。

一方で、Huye Mountain Coffeeは社会貢献の面でも評価されています。特に、生産に直接関わるフイエ郡の農家への地域支援に力を入れており、生活用水道や学校支援といったインフラ整備から、農業のための防虫剤や牛の供給などを行っています。彼らのこうした取り組みは、スペシャルティコーヒーに携わる人々を追ったドキュメンタリー映画 A Film About Coffee (2014) でも取り上げられています。


私たちとHuye Mountain Coffeeとの関わりは、2016年8月、FemmeCaféメンバー3名がルワンダを訪問し、経営者のDavidさんとお会いしたことに始まります。同年10月、Davidさんの来日が実現し、東京外国語大学にてFemmeCafé主催のルワンダコーヒーのセミナーにお招きしました。以後、前述のような高い品質、及び社会貢献活動での評価を踏まえ、新たにHuye Mountain Coffeeの豆の取り扱いを始めました。

※ FemmeCaféでは2015年度まで、「Karisimbi Coffee」という別のルワンダ産コーヒーブランドの商品を扱っていました。この会社では、経営者のImmy Kamaradeさんを始め女性が中心となって生産を行っており、フランス語で「女性のコーヒー」を意味する私たちの団体名、「FemmeCafé」の由来となっています。

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[1] 日本スペシャルティコーヒー協会の定義によれば「生産国においての栽培管理、収穫、生産処理、選別そして品質管理が適正になされ、欠点豆の混入が極めて少ない生豆」かつ「適切な輸送と保管により、劣化のない状態で焙煎されて、欠点豆の混入が見られない焙煎豆」かつ「適切な抽出がなされ、カップに生産地の特徴的な素晴らしい風味特性が表現され」たコーヒー。

[2] Cup of Excellenceは世界最高峰のスペシャルティコーヒーの賞であり、毎年それぞれの国ごとに専門家による審査を経て発表されます。